個人のお客さまへ

たとえば冷房対応畳数6～9畳のエアコンがあった場合、どんなお部屋でもその範囲内の広さであれば問題ないと思ってしまいがちですが、実はこれが間違い。「6～9畳」という対応畳数は、「木造なら6畳、鉄筋造なら9畳まで対応」という意味なのです。鉄筋造は気密性が高く冷房が効きやすいので、同じエアコンでも木造より広いお部屋を冷やすことができるためこのような表記になっているのです。つまり、冷房対応畳数6～9畳のエアコンを9畳の木造のお部屋で使用すると、効きが悪く、お部屋が思ったよりも涼しくならない可能性があるということです。お家の構造に合わせ、少し余裕ある対応畳数のエアコンを選ぶと快適性だけでなく省エネ効果も！

家族が集まるリビングは、他のお部屋と比べ広い場合が多く、キッチンと続いている・天井が高い・大きな窓があり南向きなど、エアコンにとって厳しい環境といえます。複数世代が暮らすお家ではさらに使用頻度が高くなるため、省エネ性能の高い上位機種を選ぶと◎。同様に、夏場など寝苦しい夜には一晩中エアコンをつけたい！という寝室にも、省エネ性能の高い機種がおすすめです。加えて空気清浄機能や布団の湿気を取ってくれる除湿機能、乾燥から喉を守る加湿機能などがあると朝まで快適に眠れるでしょう。逆に子供部屋は使用頻度が低いので、最小限の機能を装備したスタンダードタイプでも問題ありません。

エアコンを比較していると、対応畳数は同じなのに価格差が大きいことがありますよね。
これはズバリ「性能の差」。ほぼ1年を通して使用し、使用頻度も高いエアコンで気になるのはやはり電気代です。大切なのは本体の価格だけでなくランニングコスト。上位機種は省エネ性能が高く、長く使い続けるほどにトータルコストが抑えられます。加えて人感センサー・床温度センサー・温冷感センサー・日射センサーなど、快適性を高めながら省エネ効果もあるこれらの機能にも着目するとよいでしょう。また今や多くのエアコンに採用されている内部乾燥機能やフィルター自動お掃除機能があると、お手入れもグッと楽になります。さらに、AIが外気温の変化や一人ひとりの体感温度などを先読みし、最適な設定を学習して運転を自動でコントロールするAI自動運転、スマートフォンやタブレットをリモコンとして使えるだけでなく、外出先から電源のオン/オフや、室内・外気温の確認もできるスマートフォン対応といった、最新機能を搭載している機種もあります。